餅投げってやらないとダメ?ばらまきお菓子と最新の建前事情をお届け

餅投げ用の餅 餅投げ

家を建てるときのお祝い行事の1つ「餅投げ」。この餅投げ(餅まき)をやるかやるないか迷う方も多いですね。実際のところみんなはどうしてるのか、やるのが正解なのかやらなくてもいいのか、レポートしたいと思います。

餅投げとは?

餅投げイメージ

きなこさん、建前にはぜひ餅投げをやりましょうね。

 
 
きなこ
きなこ

は?モチナゲ?(何ですかそれ)

 

餅投げもしくは餅まきとは文字通り、屋根の上など高いところから紅白のお餅やお菓子・手ぬぐい・おひねり(5円玉)をばら撒いて、集まってきた近所の人が競争で拾う行事をいいます。上棟式の夕方、住宅の屋根からまかれるケースが多いです。

これとは別に神社のお祝いやお祭りでもよく餅投げが開催されます。いずれの場合も地方独自の習わしで、餅投げの行事そのものを知らない方もいるのではないかと思います。

上棟式とは?

上棟式の飾り

住宅を新築するとき、骨組みが完成した段階で屋根の一番高い位置に棟木が取り付けられます。これを上棟棟上げといいます。新築住宅でクレーン車が出動してる場面を見たことがあるかと思います。クレーン車と屋根の上の飾りを見つけると筆者も子供のとき、「あ、今日は建前だな」と見当を付けたものです。

工事の区切りがつくことで、お祝いと完成までの工事の安全を願う上棟式が執り行われる習わしがあります。神主さんを呼んで祈願してもらう・大工さんにご祝儀を包む・宴席を設けるなどやり方はさまざまですが、近ごろでは簡略化される傾向にあります。場合によっては上棟式そのものも省略されることも。

餅投げは決まって夕方に行われ、施工主や大工が屋根に上がって餅を投げます。

餅投げは拾う側にとってはとても楽しいイベント

「今日は餅投げがある」という情報が入ると、近所の人はレジ袋を手に張り切って出かけます。お菓子も投げるので子供たちの姿もたくさん。和気あいあいと始まる瞬間を待ちますが、いざ餅が降ってくる数分間はみんな真剣勝負!

相手が幼い子供だろうが遠慮なしに奪い合いをします。「上を見ていてはダメ。下だけ見てるんだよ」と親切にアドバイスしてくれた近所のおばあさんも、その瞬間は敵です(笑)。

建前で拾ったお餅は焼いて食べるものではないそうですが、筆者は焼餅が好きでいつも焼いて食べてしまっていました(ゴメンナサイ。けれどどの家もぜんぜん無事です)。

また、土地の四方向に投げられる角餅(四方餅というもので土地の四方に投げられる大きな餅)は、拾うと家が建つと言われています。まるでウェディングブーケのようですね。

餅投げの費用

費用

餅投げにかかる費用は当然ばら撒くお餅やお菓子の数によって異なります。投げる量は住宅の大きさにもよりますが、できるだけ近所で投げた量に合わせます。

餅・お菓子・おひねり(5円玉入り)を合わせて35,000~60,000円程度見積もっておきましょう。上棟式だけでもやり方によりますが10万円以上の出費が見込まれ、金銭的負担は大きいです。

最近は餅投げをやらないケースが増えている?

餅投げをやるかやらないか。いよいよ本題ですが結論から言えば、餅投げはやらないケースが増えています。上記のように費用が掛かることと、準備も大変で、やらないパターンが多ければ他の人もそれに倣っていきます。また、新興住宅街など餅投げの慣習がない土地なのに、やってしまうとかえって浮いてしまうかもしれません。

基本的には周りに従うのが一番固い方法です。お住まいの地区で、先に建てた新築の家がどうしていたかチェックしてみてください。省略する家が多ければ、やらなくてもまったく問題ないでしょう。

餅投げをやった方がいい場合もある

逆にやった方がいいケースもあります。餅投げの慣習がある地区で、その土地にもともと縁がある人です。多いパターンは親の家の隣りや同じ地区内に自宅を新築する場合です。

家を建てること。それはみんなの憧れで夢です。更地を手に入れそこに新しい家を載せるということは、まぶしいほどに羨ましい。実家から近くそこに息子・娘夫婦が暮らすということは正に勝ち組です。

だからこそ、やっかみの対象になりやすいのです。あなたの知らないところで近所の人は家ができる過程を見守り評価しています。家の大きさ・使っている材料・工事が始まることに対する近所のあいさつなどなど。

面倒ではあるものの地域の人との付き合いをおろそかにしないこと。子供を育て終の棲家にと考えているならなおさらです。もともと知っている間柄こそ、これからの付き合いを大切にする意味で餅をまいておくよいでしょう。

(新しい土地に移り住みこれまで地区内にまったく知り合いがいない場合、餅投げはむしろ省略しても良いかもしれません。)

餅投げの知らせ

さて、餅投げをやると決めた場合、近所の人にどのように広めたらよいのでしょうか。もっとも手っ取り早いのは回覧板です。日取りが決まったなら自治会長や組長にお願いして回覧を回してもらいましょう。

また、餅投げの慣習がある地域では上述したように、クレーン車と屋根の飾りだけで近所の人が袋を手にわらわら集まってくることも。少なくとも隣家や前の家の方に餅投げがあることを知らせておきましょう。

餅投げはどれくらい撒けばいいの?

建前用で投げるメインのお餅は、紅白で手のひらサイズです。これ以外に大きな角餅も必要です。投げる数は建てる家の規模や集まる人数によって調整しますが、地域により差が大きいようです。平均して1人につき何個いきわたるか計算して決めましょう。

50人ほど集まりそうならお餅だけで250個~350個ほど用意する計算になります。

※投げるものの例

  • 隅餅(四方餅) 4つ
  • お餅
  • お菓子
  • おひねり(5円玉など)
  • 手ぬぐい (中にお餅を仕込んでおく)

餅投げ用のお餅・お菓子はこちらを参考に

紅白餅

お米屋さんの紅白餅です。手間ひまかかる杵で搗き上げた甘味のあるこだわりの味を楽しんでもらえます。8kg約160個と少なめでその分お菓子をたくさん投げてもOK。

一部の地域ではお菓子多めの餅投げがトレンドです。建前以外では、お寺や神社のお祭りや子供会行事で撒いても喜ばれます。

紅白餅 みやこがね 8kg

メガ盛り駄菓子 詰め合わせ 500点

いろいろな駄菓子のセットで、500点とボリュームたっぷり。50人集まっても1人10点ある計算ですから、これ1つでお菓子は間に合ってしまいそうですね。子供たちがとても喜んでくれそうです。

メガ盛り駄菓子 詰め合わせ 500点セット

うまい棒

ばら撒きお菓子の定番、うまい棒の600本入りです。50人集まっても1人平均12本獲得できます。安くてボリューミー、ネームバリューもあるのでお祭りや子供会イベントには欠かせないうまい棒、お餅少なめでこちらをたくさん投げる手もあります。

うまい棒 600本 詰め合わせ

クッピーラムネ

軽くて当たっても痛くないクッピーラムネなら安心して投げられます。低価格で数がそろい、スナック菓子ばかりより味にアクセントが生まれるのでオススメです。

【ゆうパケットメール便送料無料】カクダイ クッピーラムネ 1袋(4g)×100袋
 角餅


◆隅餅(角餅)4個◆ 杵つき1臼 約4kg(1個約1kg×4個)

1個1キロ相当のお餅です。高山餅米100%で確かな品質。できたてのお餅を食べていただきます。

まとめ

餅投げはやらないでいいのか → 地域の慣習を把握した上で判断します。

無理してやる必要はないでしょう。

きなこ
きなこ

餅投げ、おもしろそうね。やろうかしら。

費用はお義父さんとお義母さんにお願いしよっと☆

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