【小学生のマナー】「友達の家で遊んじゃダメ」ルールはNG

子供

こんにちは。ユコです。今回は下校後の子供たちの過ごし方がテーマです。みなさんの中で、お子さまに対し「お友達の家で遊ぶの禁止」なんてルールを決めている方いませんか?

でもそのことが思わぬトラブルを引き起こすこともあるんです。何がいけないのか、気になる方はぜひこのページをご一読ください。

友達の家で遊ぶの禁止はなぜダメって言うの?

きなこ
きなこ

ワサビちゃん、どうしたの?

ワサビ
ワサビ

どうしてお友達の家で遊んじゃダメなの?

Cちゃんの家で遊ぶからAちゃんと遊べなかったの。

きなこ
きなこ

えっと…。だってそれはお友達のお家に迷惑かけるでしょ?

子供がよその家で遊ぶのを禁止する理由その1 友達の家に迷惑だから

相手の家に対する当然と言えば当然の気づかいですね。子供が行けばうるさいし汚すし何かと煩わしい思いをさせてしまいます。

子供がよその家で遊ぶのを禁止する理由その2 自分の家で遊ばせたくないから

お友達の家で遊べば、「今度はお家で遊ばせて」

そんな流れにならないような先回り対応をしていませんか。確かに共働きで子供が1人で留守番している場合、友達を家で遊ばせたくはありません。大人がいないうちにお友達を家に上げるとトラブルにつながる可能性もあります。

子供のマナーSOS!友達の家で遊ぶことを禁止するとトラブル発生?

かのこ
かのこ
(きなこ
の姉)

「それでも友達の家で遊んじゃいけない」はやめたほうがいいよ。

好きな友達と遊べなくなってしまう

子供は外遊びをすればいいって思っているかもしれません。公園で元気に駆け回る子供たちはとても楽しそうに見えますよね。でも子供は1つの遊びにすぐ飽きるもの。私も家の中での遊びが子供時代の最高の思い出になっています。

トランプしたり人形ごっこしたり。今の子供はゲームざんまいかもしれません。だとしても友達と家で遊ぶことにはたまらない魅力があるのです。それに外だと夏は暑いし冬は寒い!

じゃあいざ友達の家で遊ぼうってなったときに、素直に親のいいつけを守ると子供の友達関係を分断してしまうことになりかねません。

友達の家で遊んだことを隠す

大多数の子は入っていいよと言われたら、遠慮なくお邪魔してしまうのではないでしょうか。そして、親のいいつけを破ったのだからお友達の家で遊んだ事実を隠します

となればどうなるか。これがさまざまなトラブルのネタになります。お友達の家で暴れたり物を壊したり、お菓子を請求したり、と。

そしてよくあるパターンがお友達の家を居場所がわりにしてしまうこと。放課後や土日など、お友達の家の迷惑顧みず、居座ってしまう子も多いのです。

かのこ
かのこ

私のママ友、毎日子供の友達が遊びに来て疲れ果て、悩んでいたよ。

「うちの子と遊ぶんならいいけど普通に居場所にしてるから(怒)」など、ママたちの悩みはこちらの記事も読んでね↓

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きなこ
きなこ

「お家で遊べないって言えばいいんじゃない?

かのこ
かのこ

そこは子供のことだから、アポなしがデフォで、遊べないって断っても帰らなかったり。きつく言うわけにもいかなくて対処が難しいんだよ。

特に多いケースが小学校低学年。まだまだマナーが出来上がっていないので(マナー以前に物事の道理も理解が難しい)、あいさつができなかったり、失礼で図々しいって思われるような態度をとってしまうんです。

友達の家で遊ぶのを禁止するのではなく報告させる!

「もしもお友達の家で遊んだら、必ず言いなさい」

これが正解です。こうしておくとさまざまなメリットがあります。

  1. 放課後や休みの日の子供の行動を把握できる。
  2. 後日お友達のご両親にお礼が言える。
  3. 隠し事やウソが入りにくい親子関係を築くことができる。

たとえば子供の帰りが遅くて心配なのに、どこで遊んでいるのか見当がつかないときなど、探しやすくなります。

小学生の子供のマナーを徹底させる@お友達の家にて

かのこ
かのこ

一番いいのは児童クラブを利用することだね。

放課後の子供の安全を確保し、どこへ遊びに行くのか心配しないですむ一番良い方法は、児童クラブに入れることです。とはいっても人によっていろいろな事情があり、何より子供自身が合わなかったりなど児童クラブを利用できないこともあるでしょう。

放課後、お友達と遊ぶ場合は、お友達の家に上がることがあっても迷惑をかけないよう手を打ち、マナーを教えておきます。

なるべく水筒・おやつを持たせる

遊んでいれば当然喉がかわきます。平日なら学校に持って行った水筒をそのまま持たせればOK。休日もできれば持たせます。もしお友達の家に行くことがあってもお茶の請求をしないですむので子供も安心して遊べます。

おやつも持たせるようにしましょう。もちろん毎回必要ありません。お友達の家に上がったときは必ずお友達と一緒に食べられるような量を持たせます。このとき1人で食べず、必ずお友達と一緒に食べるように教えます。

子供には1から10まで説明する必要があります。お菓子が2つあれば当然お友達と分けて食べるだろうは大人の考えです。子供が人の家に上がり込んで1人で自分のお菓子を食べるのはわりと普通にあります。

お友達とは外遊びをする

大原則としてお友達の家で遊ぶより、外遊びを勧めておきます。

お友達の家で大勢で遊ばない

子供が何人も集まるとやはり迷惑をかけます。人数が増えたら率先して外で遊ぶように言いきかせましょう。

お友達の家に入るときは必ず挨拶

「おじゃまします」「おじゃましました」は言えて当然ではありません。6年生で言えない子もたくさんいます。ママやパパは実家に遊びに連れて行ったときなど、挨拶するよう声がけしましょう。

お友達の家でのマナー徹底

騒がない、暴れない、寝転んだりしない、ゲームなど遊びの順番を守る、家の中にあるものはさわらない、を徹底します。

これも子供を連れて実家に帰ってきたときなど意識して注意しましょう。他人の家で勝手な行動は許されません。特に家の中のものをさわったり、勝手に引き出しや冷蔵庫を開ける行為は嫌われやすいです。

また、当たり前ですがお菓子の要求をしてはいけません。まさかそんなことはしないだろう、と大人が思うことを子供はします。小学校の低学年の子に大人の常識は通用しません。

お友達の家であっても片付けをする

帰るときや他の遊びをするときは、片づけをします。自分が食べたお菓子のゴミ、ペットボトル、空き缶などは持ち帰りましょう。

学校行事や授業参観であったときにお礼を言う

よく遊ばせてもらうお友達のママやパパに会ったときはきちんとお礼を言います。これだけでも印象が大きく変わります。

お友達との人間関係を尊重し見守ろう

小学生になると子供は自分で人間関係を築いていきます。家で遊ぶことも含めてただ禁止するだけでは、弊害が生まれます。省略せずにきちんと言ってきかせつつ、わが子を一人の人間として尊重し、お友達との関係を見守りましょう。

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